無意味思考

運動をしなかった。

 

できなかったのだ。

 

私の体調は9月末から異変が起き、疲れやすく常に熱があるような感じが続いている。

 

しかし、無理のない有酸素運動、とりわけウォーキングをしている間とその後数時間は元気な頃を取り戻すことがわかった。

 

なのでなるべく歩くようにしているのだが、今日はできなかった。

 

答えは簡単。寒すぎる。気温が。

 

昼過ぎから夕方にかけては下校する小学生や中学生たちの気まずいゾーンが形成されているので普段はだいたい18時ごろから歩くことにしている。

 

なお、朝は起きていないし昼は歩いてるとなんか怪しいので土日祝日以外は外に出られません。

 

それで、18時まで仮眠をとっていざ外に行こうと思ったら外は室内からでも分かるいてつくような寒さになっていた。

 

それで諦めて勉強をした。それを諦めてオエカキするなどして遊んだ。(諦めたわけではなく、ある程度やってから気分転換にするわけだが、ここは同じ言葉を連続で使ったほうが幼稚で良いだろうという考えによるものだ)

 

さあ、それのせいだろう。全く眠ることができない。

 

久しぶりにベッドの上何もできずもどかしい思いだ。

 

運動は良質な睡眠をする手助けになるが、反対に運動をしないとそれが足かせになって良質な睡眠を取れなくなる。

 

もちろんあの日から多量のカフェインはなるべく摂取しないようにしているので、忌まわしきエナジードリンクによる影響ではないだろう。

 

ムリにでも運動するべきだった。

 

残ったのはベッドの上でもがく微熱で体のだるい弱き人間だけだ。

 

こういう時は何を考えるか。まずはど定番の、早く意識よ落ちろ!というお祈りだ。

 

ただしこれが通ることはおよそない。

 

まずこの思考に陥った場合は覚悟しておこう。

 

次に、何かひとつのことについて考えるだろう。実はこれがよくないとされているらしい。

 

つまり、思考を全くのゼロにするのが一番なわけだが、そんなことをできる人間は居ない。

 

すべきなのは、いろいろな意味のないことを考えては別のお題に転換するということを続けるというもの。

 

例をあげるとその例をじっくり考えてしまうかもしれないので、ここではあえて挙げない。けして思いつかないからではない。自分で意味のないたくさんのことを思い浮かべよう。

 

ポイントは、ひとつの思考にとどまらないこと。それであなたは眠りにつくことができ、ポップコーンの底はしょっぱい。バネとバネをくっつけて遊ぶオモチャはあぶない。星座。花言葉をデタラメにつけたら変なふうに覚えてしまう。カチカチ。手触りのよいワニ。闊歩している。というふうに、意味のないことを考えることができた。

 

結論、意味のないことを考えるには入眠のタイミングを失った静かな夜が最適である。